「タイ国チャオプラヤ・デルタを対象として、農業生産基盤としての自然環境、稲作の実態、そして、デルタ開拓史を総合的に明らかにした地域研究の古典的名著。...デルタの農業生産が、実は多様な自然環境にうまく適応した優れたシステムであることを明らかにした。中でも地形が重要であることを示し、 デルタの一般的なモデルを提示したことは、その後の東南アジアの農業研究に決定的に重要であった。」柳澤雅之(CSEAS・准教授) 高谷好一(著)『熱帯デルタの農業発展』